国際港湾協会(IAPH)技術委員会(計画・運営・財務委員会)を神戸にて開催

2025年10月6日、当社(YPC)理事の元野は、IAPH世界港湾会議2025(神戸)の開催に合わせて IAPH技術委員会(計画・運営・財務委員会)を開催し、委員長としてモデレーターを務めました。
同委員会では、以下の2つをテーマにした研究を進めており、今回は各担当よりこれまでの研究成果について報告が行われました。

【テーマⅠ】陳腐化したターミナルの機能転換における好事例
【テーマⅡ】円滑かつ効果的なPPPに関する調査報告

テーマⅠでは、YPC技術部長代理の芝崎より研究の背景と結果の概要について報告したのち、YPC SDGs推進課係長の二宮より特徴的な海外の幾つかの事例を紹介しました。その後、内閣府の山本大志沖縄総合事務局開発建設部長から国内の好事例について、Vancouver Fraser Port Authorityの  Theresa Rawle氏 及び Karen Rendek氏、 Port Authority of ThailandのPhatthawut Kanokwannakhon氏から、それぞれの港の事例について具体的に紹介されました。
一方、テーマⅡでは、国内外の官民連携事業(PPP:Public Private Partnership)について、一般財団法人国際臨海開発研究センター(OCDI)の吉見首席研究員、尾崎主任研究員(YPCより出向)から概略と研究成果が説明された後、IAPH Indiaの Ennarasu Karunesan氏からインド港湾の事例、Port Management Association of Eastern and Southern Africa(PMAESA)の Andre Ciseau氏から東アフリカにおける事例が、それぞれ紹介されました。