国内初「省エネ型ヤード照明」実地試験を開始しました~ 安全・安心で環境にやさしい港の実現を目指して ~
横浜港では、安全・安心で環境にやさしい港の実現を目指し、国土交通省関東地方整備局、横浜市、港湾事業者及び横浜港埠頭㈱と共同で、「港のスマート化」に関する検討を進めています。
この中で、横浜港埠頭㈱では「省エネ型ヤード照明」の導入を検討していますが、これまで埠頭の屋外照明として本格的に採用された実績が無く、また光の質が従来の照明と異なるため、照明器具の「性能」および「印象」に関する調査を目的に、照明器具を設置し、10月3日から実地試験を開始しました。
【省エネ型ヤード照明の特徴】
実地実験で使用した照明は、従来からヤード照明として採用されている「高圧ナトリウム灯」と比較して、消費電力が少なく耐久寿命も同等以上であり、消費電力およびライフサイクルコストの削減が期待されます。
今回、実地試験を行った照明器具は、以下の3種類です。
- 『高反射型高圧ナトリウム灯』
- :従来と同じ高圧ナトリウム灯と高反射投光器を組み合わせ、省エネを実現
- 『LED (白色)』
- :発光色が白色のLED照明(一般的なLED照明と同じ光色)
- 『LED (黄白色)』
- :発光色が高圧ナトリウム灯に近い黄白色のLED光源
省エネ型ヤード照明 | 高圧ナトリウム灯(従来型) | |
消費電力 | 50~65% | 100% |
---|---|---|
耐久寿命 | 50000~64000時間 (LEDの場合) | 12000時間 程度 |
※製造者による資料等を参考に、コンテナターミナルに設置した場合の試算値です。 |
詳細は記者発表資料にてご確認ください。
中央奥のコンテナは隣接ヤードのコンテナであり、今回照明に照らされているコンテナは左手前です。
【記者発表資料】
省エネ型ヤード照明記者発表資料