横浜港の管理運営/利用促進、施設整備/維持管理などを行う港湾運営事業を中核事業とし、当該事業に関連したシャーシ整理場等の賃貸や建設発生土受入事業(関連事業)を行っています。
港湾運営事業
当社は、当社所有施設をはじめ、横浜市から指定管理者※として指定を受け、また、港湾運営会社から委託を受けて、横浜港における物流施設・物流関連施設の管理運営を担っています。
施設の整備や管理運営、利用促進を図ることで、横浜港の更なる発展を目指しています。
※指定管理者制度:民間事業者等(指定管理者)に公の施設の管理運営を委ねる制度
横浜港の管理運営/利用促進
管理運営
当社所有の多目的・ライナーターミナル(自動車およびばら積み貨物等の在来貨物を扱うターミナル)、指定管理者として公共物流施設(岸壁、物揚場、上屋、荷さばき地等)の管理運営と併せて在来船の配船業務およびふ頭内道路の保全などを行っています。
また、港湾運営会社である横浜川崎国際港湾株式会社への当社所有コンテナターミナル施設の貸付事業と同社からの委託を受けて、横浜港のコンテナターミナルの日常の管理運営を行うなど、横浜港の物流施設全体を一元的に管理しています。
利用促進
港湾管理者(横浜市)や横浜川崎国際港湾株式会社(港湾運営会社)など関係機関と連携し、国内外の船会社、荷主企業など横浜港を利用する方々のニーズをくみ取り「使いやすく選ばれる港」に向けて積極的な取組を行っています。
施設整備/維持管理/省エネ化
施設整備 ~高度化・機能強化~
国や港湾管理者、横浜川崎国際港湾株式会社と連携し、整備計画の立案、設計、建設を行っています。
施設をお使いいただく方々のご意見やご要望と、当社の経験やノウハウを足し合わせて、効率的にオペレーションできる施設をオーダーメイドで整備します。
また、船舶の大型化やオペレーション方式の変更、蔵置能力の向上などに対応するため、施設のリニューアル、コンテナクレーンの増強など、既存施設の高度化・高機能化に取り組んでいます。
維持管理 ~安全で安心な港づくり~
昼夜を問わず動き続ける港の機能を支えるために、施設の戦略的・計画的な維持管理を行っています。
ライフサイクルマネジメントの考えを取り入れ、定期的な施設点検および診断を実施することで施設の状況を把握し、予防保全型の維持管理を行っています。
また、モニタリング技術やセンシング技術、IoTなどの先進技術も積極的に取り入れ、安全で安心な施設を提供できるよう取り組んでいます。
省エネ化 ~環境にやさしい港づくり~
太陽光発電設備やLED照明の導入など、環境にやさしい港づくりを目指し、港の省エネ化に積極的に取り組んでいます。
関連事業
シャーシ整理場、通勤車両駐車場賃貸
ふ頭内で働いている方々の港湾労働環境の向上及びふ頭内の道路環境の改善のため通勤車両駐車場及びシャーシ整理場を運営しています。
あわせて、トラック事業者や警察等関係機関と連携を図りながら、安全パトロールの実施など、ふ頭内の交通対策を実施しています。
建設発生土受入事業
横浜市の委託を受け、横浜市内の公共事業で発生する建設発生土を受け入れています。
窓口業務から土砂の受入れ・埋立地への海上運搬、埋立等を一元的に行っています。
環境整備基金事業
横浜港の水生生物の維持培養の一環として、マコガレイやカサゴ、ヒラメ、クロダイなどの稚魚を放流しています。
小中学生を対象とした稚魚放流体験イベントも行っており、放流活動を通じて水生生物の維持培養に努めるとともに、海域環境保護の重要性を伝えています。
国内外向けコンサルティング
横浜港での施設整備や維持管理等の経験と実績に基づく当社技術力の活用と向上の取組として、横浜市などの関係機関と連携し、国内外港湾の開発、機能強化や環境負荷軽減等に関する各種調査、技術協力、人材育成支援などのコンサルティングを実施しています。