Interview 02 / Office Work

J.Nさん

目立たなくても、横浜港を止めない。現場から支える、縁の下の誇り。

運営部 埠頭経営課 北部管理事務所 J.Nさんのポートレート

Office Work

会社の魅力を、ありのままに。人と組織のこれからを支えていく。

運営部 埠頭経営課 北部管理事務所
J.Nさん

横浜市出身。就職活動では地域や社会を支える公共性の高い仕事を志望。地域への貢献と民間企業としての柔軟さをあわせ持つ点に魅力を感じ、横浜港埠頭株式会社へ入社した。現在は北部管理事務所で、港湾施設の利用調整、貨物の蔵置場所の運営管理、事故・災害時の緊急対応、行政との連携など、埠頭の維持管理に幅広く携わっている。

職種
事務職
担当
埠頭の運営管理・維持管理
入社年度
2025年度

船が着き、多くの貨物が運び込まれ、24時間動き続ける横浜港。その日常を支えるためには、港湾施設の利用者との調整だけでなく、事故や災害への対応、道路や施設の維持管理など、表からは見えにくい仕事が欠かせません。

運営部埠頭経営課の北部管理事務所で働くJ.Nさんは、事務職でありながら現場に最も近い場所で、横浜港の安全な運営を支えています。

入社当初は想像していなかった現場での仕事。しかし経験を重ねる中で、「現場を知らなければ、この仕事はできない」と考えるようになったと話します。横浜で育った一人の若手社員が、港を支える仕事に見つけた責任と誇りについて伺いました。

Q.01

北部管理事務所は、横浜港の中でも特に現場に近い職場だそうですね。普段はどのような仕事をしていますか。

北部管理事務所は、実際の港湾施設の中にある事務所です。私はそこで、主に埠頭の運営管理や維持管理を担当しています。

例えば、船から降ろされた貨物を一時的に置く荷さばき地や蔵置場所について、どの利用者が、どのくらいの広さを、いつ使用するのかを確認し、予約や利用者間の調整を行います。

利用者の希望をそのまま受け入れるだけではなく、限られた場所を安全かつ円滑に使っていただくために、全体を見ながら調整することが必要です。

また、事故や災害などが発生した際には、現場へすぐに駆けつけて状況を確認し、必要に応じて行政へ報告したり、関係者と対応を進めたりします。

端的に言えば、港湾施設をいつでも使える状態に保つ仕事です。船会社や港湾運送事業者の方々が、表に立って物流を動かしているとすれば、私たちは、その仕事が安全に、滞りなく行われるための土台を整える役割だと考えています。

Q.02

「港の土台をつくる」という言葉が印象的でした。どんな場面で、横浜港を支えている実感がありますか。

私たちの仕事は、華やかに表へ出るものではありません。例えば、道路や排水設備を確認したり、側溝を清掃したり。一つひとつを見ると、とても地道な仕事です。

ただ、そうした日々の積み重ねがなければ、雨が降ったときに道路が冠水したり、施設を安全に利用できなくなったりする可能性があります。

港は24時間動いています。平日だけではなく、休日も、夜間も、貨物や船の動きが止まるわけではありません。その港が当たり前に動き続けるためには、誰かが施設の状態を見て、異常があれば対応し、利用者が困らない環境を保ち続ける必要があります。

入社して一年ほど働く中で、目立たない仕事であっても、横浜港という社会インフラを支えているのだという自負や責任感が少しずつ生まれてきました。「縁の下の力持ち」という言葉が、自分たちの仕事には一番近いと思っています。

Q.03

事務職として入社して、現場へ配属されることに戸惑いはありませんでしたか。

配属先を知ったのは入社式のタイミングでしたが、戸惑いはありませんでした。

事務職として入社したので、デスクワーク中心のイメージを持っていました。北部管理事務所への配属とその仕事内容を聞いたとき、「自分は現場で働くんだ」と、そこで初めて覚悟を決めたような感覚がありました。

実際に働き始めると、大雨の際に現場へ出て排水の状態を確認したり、事故が起きた際にすぐ対応したりと、想像していた事務職とは異なる仕事も多くありましたし、大変だと感じることもあります。

ただ、入社当初から、先輩や上司、社長からも「現場を知ることが大切だ」と教えていただき、働く中でその理由、意味がわかってきました。

図面や電話だけでは分からないことも、自分の目で見れば、「こういう状況だったのか」と理解できます。利用者の方のもとへ直接伺い、その場で話を聞けることにも大きな価値があります。今では、一年目から現場を経験できたことは、自分にとって恵まれた環境だったと感じています。

Q.04

現場に近いからこそ、仕事をするうえで大切にしていることはありますか。

報告・連絡・相談を、特に大切にしています。

港の運営に関わる仕事は、判断を誤ると利用者や会社だけでなく、港全体にも影響を及ぼす可能性があります。責任のある仕事だからこそ、自分一人の判断だけで処理しないようにしています。

分からないことがあれば上司や先輩へ相談し、何か起きた際には、小さなことでも関係する人へ共有します。自分が主に担当している案件であっても、「今、このような状況です」「今後、この対応が発生する予定です」と周囲へ伝えておくことが重要です。

管理事務所は人数が多い職場ではないため、一人ひとりがそれぞれの仕事を抱えています。だからこそ、自分だけが知っている状態をつくらず、周囲が状況を把握できるようにしておく必要があります。

現場では、予想していなかったことが起きる場合もあります。そのときに誰かへ相談できること、そして周囲と連携して対応できることが、港を安全に運営するための土台になると考えています。

Q.05

公共に関わる仕事を志望していたJ.Nさんが、横浜港埠頭株式会社を選んだ理由は何だったのでしょうか。

就職活動を始めたとき、自分が何をしたいのかを改めて考えました。もともとは公共に関わる仕事を志望していて、安定した環境の中で働きながら、地域や街づくりに関わる仕事がしたいと考えていました。

私は幼稚園から大学まで、ずっと横浜で過ごしてきました。意識して横浜を選び続けたわけではありませんが、振り返れば、自分の生活のほとんどがこの街にあります。

横浜は、都市として便利でありながら、海や緑などの自然も身近にある街です。就職先を考える中で、これまで暮らしてきた横浜に関わり、地域へ貢献できる仕事がしたいという思いが強くなりました。

その中で知ったのが、横浜港埠頭株式会社です。横浜市に関係する公共性の高い仕事でありながら、民間企業として利用者と向き合い、港の価値を高めていく側面もある。行政と民間、それぞれの特徴を持ちながら、自分が好きな横浜と、その魅力の一つである港を支えられることに魅力を感じ、入社を決めました。

Q.06

入社から約一年。これから、どのような社員へ成長していきたいですか。

まずは、現場で起きていることを正しく理解し、自分で考えて対応できる力を身につけたいです。

まだ一年目を終えたばかりで、分からないことも多くあります。今は上司や先輩に相談しながら仕事を進めていますが、経験を積み重ねることで、状況を見たときに何が必要なのかを少しずつ判断できるようになりたいと思っています。

ただし、一人で何でも解決することが成長だとは考えていません。責任の大きい仕事だからこそ、自分で考えることと、周囲へ相談することの両方が必要です。現場を知り、利用者の声を聞き、上司や他部署とも連携しながら、より良い対応を選べるようになることが目標です。

また、港の仕事は、成果が分かりやすく表に現れるものばかりではありません。何事もなく一日が終わり、船や貨物が予定どおり動いている。その当たり前を支えられたこと自体が、仕事の成果である場合もあります。

これからも、日々の仕事を丁寧に積み重ねながら、横浜港を安心して任せてもらえる存在へ成長していきたいです。

目立つ仕事ではなくても、横浜港の「当たり前」を支える仕事があります。

港の仕事と聞くと、船やコンテナ、巨大なクレーンなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、その裏側には、施設を管理し、利用者同士を調整し、事故や災害があればすぐに現場へ向かう人たちがいます。

決して華やかな仕事ばかりではありません。それでも、自分たちの仕事がなければ、横浜港の日常は成り立ちません。

私は入社するまで、港の専門知識を持っていたわけでも、現場で働くことを具体的に想像できていたわけでもありませんでした。それでも、先輩や上司に教えていただき、同期と支え合いながら、一つずつ経験を積むことができています。

部署が離れていても相談できる同期がいて、分からないことを聞けば丁寧に教えてくださる先輩方もいます。会社の部活動、ソフトボールなどを通して、部署や年代を越えて交流できる機会もあります。

横浜が好きな方、地域や社会を支える仕事に関心がある方、目立たなくても責任のある仕事を誠実に続けたい方には、きっとやりがいを感じられる仕事だと思います。私たちと一緒に、止まることのない横浜港を支えていけたらうれしいです。